JR E127系 概略・仕様
JR E127系の概略
E127系は、1995(平成7)年に、新潟地区の信越・羽越・越後・白新線などで普通列車用に使用されていた、165系電車を
置き換えるために、JR東日本が新規製造した車両である。
2両編成であり、最大8両まで(2連×4編成)編成可能である。
当時としては、最新のVVVFインバータ制御車であり、回生ブレーキを使用することができる。しかし、運転列車が少ない区間を運行することによる回生失効を補うため、発電ブレーキも併用できるようになっている。
車内は、デッキがなく、ロングシートのみの座席配置になっている。2両編成のうち1両(クハE126)にトイレが設置されている。
ワンマン運転に対応した機器を搭載し、運転台の後ろには、運賃・整理券回収箱が設置された。
両開き式の扉を側面に1両あたり3個配置している。
1998(平成10)年には、長野地区の中央・篠ノ井・大糸線などで普通列車に使用されていた169系電車を置き換えるため、E127系を長野地区にも新製投入され、こちらは100番台になっている。
E127系の写真。0番台で、新潟地区に投入されたものである。
2両で1編成を組む。車体は、ステンレスでできている。
E127系の主な仕様
0番台
項目 | クモハE127 | クハE126 |
---|---|---|
車長(mm) | 19,570 | 19,570 |
車幅(mm) | 2,800 | 2,800 |
車高(mm) | 3,620 | 3,620 |
許容最高速度(Km/h) | 110 | |
主電動機 | MT71 | |
定格出力(kw)1) | 120 | |
主制御器 | SC512) | |
制御方式 | VVVFインバータ制御、回生・発電ブレーキ付 | |
台車 | DT61A | TR246A |
パンタグラフ | PS30 | |
定員(座席) | 140(54) | 138(48) |
便所 | ― | 〇 |
100番台
項目 | クモハE127 | クハE126 |
---|---|---|
車長(mm) | 19,500 | 19,500 |
車幅(mm) | 2,800 | 2,800 |
車高(mm) | 3,620 | 3,620 |
許容最高速度(Km/h) | 110 | |
主電動機 | MT71 | |
定格出力(kw)1) | 120 | |
主制御器 | SC51A2) | |
制御方式 | VVVFインバータ制御、回生・発電ブレーキ付 | |
台車 | DT61F | TR246A |
パンタグラフ | PS34 | |
定員(座席) | 137(56) | 134(45) |
便所 | ― | 〇 |
1)一時間当たり、電動機一個当たり
2)JR東日本車は、2018年以降SC102Aに機器変更されている