主な英語放送局の情報
日本向け英語放送は、かつては、VOA(ボイス・オブ・アメリカ)、BBC(英国放送協会)、DW(ドイチェ・ベレ)
Radio Moscow(現VOR、ロシアの声)、Radio Netherlands(オランダ放送)、
Radio Australia(ラジオ・オーストラリア)など日本向けに強力な電波で放送されていましたが、
最近のインターネットや衛星放送の普及などで日本向けに伝播する放送局が縮小傾向にあります。
さらに、日本が英語を母語としないことも理由のひとつだと考えられます。
一方で、政治や経済の面で世界的に発言力が増している中国向けが重点化される傾向にあります。
CRI(中国国際放送)は、よく聴くことができる放送局です。
このページは、私が実際にラジオで聴いた情報を基に記述しています。
受信場所は、長野県上伊那郡。受信状況は、SANGEAN社製ATS-909Xに付属の巻き取り式アンテナをベランダに設置した状態であります。
3月31日に国際的な短波放送の周波数変更が行われました。変更後の周波数を掲載しています。
英語放送局一覧
ヨーロッパ
イギリス ルーマニアアメリカ
アメリカアジア
中国 韓国 タイ フィリピン インドオセアニア
オーストラリア ニュージーランドBBC(British Broadcasting Coporation)
公正・公平な報道では、世界の報道の頂点に立つといってもいいでしょう。必ず毎時00分には5分間のニュースを放送しています。
かつてほどの多彩な番組はなくなり、ニュース番組主体となり、面白みに欠けることは否めません。
世界中のニュースを放送していますが、植民地であった影響かアフリカや南アジア関係が充実しています。また、スポーツ
でクリケット関連のニュースがあるのもイギリスならではでしょう。
残念なことに、コストカットの一環として、短波放送の設備が縮小されています。したがって、放送時間の短縮や、周波数の削減
が行われています。
ホームページは非常に充実していて、インターネットラジオの多彩さは、世界の放送局の中でも屈指です。
また、テキストでのニュースの速報性や内容は、文句のつけようがありません。
2023年10月29日から東アジア向けの放送がなくなり、放送時間と周波数は掲載しません。
短波放送に関しての情報は以下のリンクからたどっていくと便利です。
http://www.bbc.co.uk/programmes/articles/2x9tqt6mc05vB2S37j8MWMJ/global-short-wave-frequencies
ページの先頭へVoice of America
かつては、VOAの放送を聞けば、世界のことが分かるともいわれましたが、残念なことに、
2014年6月30日から東アジア向け放送がなくなりました。
英語初心者向け放送、「スペシャル・イングリッシュ」も含め日本では、VOAの全ての放送を短波ラジオで聴くことができません。
KNLS
アメリカ・アラスカ州から放送しているキリスト教系の放送局です。聖書の教えのほか、音楽(教会音楽以外にも多彩)やニュースなど様々な内容の放送をしています。
放送局のスタッフが、熱心なキリスト教の信者という感じがします。
放送時間(日本時間) | 周波数(kHz) |
---|---|
17:00~18:00 | 9,695 |
19:00~20:00 | 9,580 |
21:00~22:00 | 7,355 9,795 |
23:00~00:00 | 9,580 |
Radio Australia(ABC International)
2017年1月31日をもちまして、短波放送を終了しました。
ページの先頭へRadio NewZealand International
ニュージーランドの国際放送。ニュージーランド国内の他、ラジオオーストラリアと同様に、太平洋島しょ地域のニュースが放送
されています。
電話インタビューが多く、音楽の占める割合も大きいです。ジングルで、国鳥であるキウイの鳴き声が聴こえます。
規模は小さいながらもDRM放送もしており、意欲的な放送局であります。
ベリカードを送付してもらった際にいかしたステッカーを頂きました。
短波放送に関しての情報は以下のリンクからたどっていくと便利です。
http://www.rnzi.com/pages/listen.php
放送時間(日本時間) | 周波数(kHz) |
---|---|
14:59~18:58 | 13,690 |
18:59~21:58 | 11,725 |
ラジオ・ルーマニア
東欧の国からの短波放送です。ルーマニアのニュースや事柄が主なのですが
、日本向けにわざわざ英語で、短波放送をしています。
日本に強力な短波放送リスナー(しかも英語がわかる)がいることの反映なのでしょうか。
今後、注目の放送局です。
短波放送に関しての情報は以下のリンクからたどっていくと便利です。
http://www.rri.ro/en_gb/frecvente-259
放送時間(日本時間) | 周波数(kHz) |
---|---|
07:00~08:00 | 9,790 |
CRI(China Radio International,中国国際放送)
日本で最もよく聞こえる英語放送局は?と言われれば、CRI(中国国際放送)です。 中国の立場から、他国との関係、国際、経済、国内ニュースを伝えています。これが、事実であるかは疑問ですが、中国の立場というものを非常に重視しています。 また、中国と英語圏との接触を考慮しており、中国語での表現を英語で何と表現するかや、中国国内での英語教育などの話題、中国での生活などの番組内容があります。
放送時間(日本時間) | 周波数(kHz) |
---|---|
09:00~10:00 | 13,750 |
12:00~14:00 | 13,590 |
17:00~19:00 | 11,710 |
19:00~20:00 | 13,570 |
20:00~01:00 | 5,955 |
KBS(Korean Broadcasting System)
韓国の英語国際放送。ニュースの他、韓国語講座、音楽や文化などの番組があります。特にK-POPの音楽番組は充実していました。 2024年A24スケジュールから、日本で聞き取れる英語放送はなくなったようです。
短波放送に関しての情報は以下のリンクからたどっていくと便利です。
http://world.kbs.co.kr/english/about/about_time.htm
ページの先頭へRadio Thailand(ラジオタイランド)
タイの国際放送。タイ政府の対外関係局が放送しています。 そのためか、放送時間全体が、ニュースで占められています。タイ国内、海外、経済、スポーツ ニュースとカバーする範囲が広いです。タイ政府の真面目にニュースを報道しようとする姿勢が見られます。 時折、不動産やホテルの広告が入るのが、観光に力を入れているタイらしさを感じます。
放送時間(日本時間) | 周波数(kHz) |
---|---|
09:00~09:30 | 13,750 |
22:00~22:15 | 9,385 |
Radyo Pilipinas(ラジオ・フィリピーナス)
フィリピンの英語国際放送。フィリピン政府の放送局とは思えないほどノリが良く、まるで南国のFM放送局のようです。
冒頭のアナウンスメントから、海外で働くフィリピン人向けのようです。
日本を含む東アジア向けに短波放送をしているようではないので、放送時間と周波数の情報は表示しません。
All India Radio
2021年から英語での国際放送がなくなりました。
ページの先頭へ※他にも英語で放送する国際放送局は多数ありますが、現在の私の受信装置で日本で聞き取れるものを、本ページで紹介しました。